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日本で起きる食料危機とその備え 選挙の票とJAが儲かる仕組み

今回のニュースは、世界で食糧危機が起きると言われているんですけれども、日本で起きる食糧危機とその備えについて、キャノングローバル研究所の山下さんの新しい記事を見逃してましたんで、やっておかないといけないと思い、今回取り上げさせていただきたいと思います。

日本で起きる食料危機とその備え

https://cigs.canon/article/20221006_7035.html

まず今世界で起きていることなんですけど、ロシアの黒海の閉鎖によって、小麦の輸出国であるウクライナから輸出ができなかったことで、ウクライナからの輸入に頼っている中東やアフリカの貧しい地域に飢餓が生じています。

国連を交えた合意が成立しましたが、完全な再開までにはほど遠いということです。

あと、ウクライナは世界で上位の穀物の輸出国ですが、国土が戦闘状態にあるので、この輸送の問題だけでなく、生産面でも影響が避けられない状況です。
収穫量は減るでしょう。

次に原油・ガソリンの価格上昇ですが、ガソリンの代替品であるエタノールが穀物から作られるので、それを作るためにトウモロコシを中心に価格が引きあがりました。

また、当然ですが石油価格が上がると農産物の生産コストも上昇します。

あと物流コストも上昇します。
輸送とかも運ぶときにガソリン使いますからね。

原油と食料の価格は連動していて、原油・ガソリンの価格上昇は世界的な物価上昇の原因の一つです。

あとは肥料の問題です。
中国、ロシア、ベラルーシからの肥料の輸出が減少しています。
ウクライナの収穫量が減るだけでなく世界中の農家が、少ない肥料で生産をすることになりますので、世界の収穫量は減ってしまうでしょう。
日本も同様、肥料がないです。

あとは、今年は干ばつや洪水などの異常気象が世界各地で起きたことによる食料への影響もあります。

で、このような理由で、食料不足や食料価格の上昇になっているんですけれども、ここから今回の記事にある、「日本で起きる食糧危機」というテーマなんですけど、食糧危機には2つのケースがある。ということを山下さんはいつも教えてくださります。以前の動画などで、このチャンネルでも何度も取り上げてますけれども、今回も何度でもお伝えしていきます。

2つのケースの1つは、「価格が上がって買えなくなるケース」です。
いま、中東やアフリカで起きている状態ですね。

高くて買えないというケースです。このケースは、日本の場合は、価格が高くて買えないという危機が起きることはない。とのことです。

私は、世界で起きているインフレで日本も同じように大変になると思っていたのですが、そこまででもでもないようです。

日本の消費者が食料品に払っているお金のうち87%が加工・流通・外食への支出だということなんです。

輸入する農水産物に払っているお金は、2%に過ぎないらしくて、その一部の輸入穀物価格が例えば3倍になっても、全体の支出には、ほとんど影響しないということなんです。
今の日本の経済力が大きく低下しない限り、日本が世界から穀物を買えなくなることはないということなんですね。

確かに日本は外国ほどの値上げではない気がしますね。

で他にも色々と、私の考えの及ばないことをこの記事は教えてくれます。

価格上昇での食糧危機の煽り文句でもある、「中国の爆買いで日本が買い負ける」という主張です。
これは、私も以前の動画で、そういう主張をしたことがありました。

しかし、山下さんの分析はなるほどなという内容です。
こうおっしゃられてます。

「高級マグロを買い負けるのと穀物を買えなくなることは同じではない。小麦輸入の上位3か国、
インドネシア、トルコ、エジプトに日本が買い負けることはない。」

高級マグロは買い負けても今の日本の経済力なら穀物は買えるということです。
まあ、食料に困ったとき、高級マグロは食べれなくてもいいですね。
今でも高級マグロ食べれませんけど。

あと、これも私以前に動画で、「インドが小麦を禁輸した」大変だーと言ってしまってたんですが
良く中身を見てみるとそうでもなかったようです。
山下さんはこうおっしゃってます。

「小麦の生産量世界第2位のインドが輸出制限をしたことが大きく報じられた。インドのような途上国が輸出制限するのは、放っておくと穀物が国内から高価格の国際市場に輸出され、国内の供給が減少、価格も国際価格まで上昇し、貧しい国民が穀物を買えなくなるからだ。インドの小麦生産は1億トンを超えるが、輸出量は93万トンに過ぎない。日本の輸入量でさえ500万トンを超える。インドの輸出制限は世界の小麦市場に影響しない。」

ということなんですね。
インドが禁輸というニュースだけでは分かりませんね。
調べれば分かったことなのでしょうが、インドは、世界の小麦市場に影響するほどの量をもともと輸出してはいなかった。ということですよね。

そして、一番分析しておかなくてはいけない日本の小麦の輸入相手国の山下さんの分析です。勉強になります。

「日本の小麦輸入相手国であり、輸出量が2600万トンを超えるアメリカ、カナダ、1000万トン超のオーストラリアは、輸出制限をしない。これらの国は、価格上昇を負担できる先進国である上、生産量の半分以上を輸出に向けており、輸出制限してしまうと国内価格が暴落するからだ。アメリカは1973年の大豆禁輸、1979年の対ソ連穀物禁輸で、手痛いダメージを受けた。アメリカが穀物を戦略物資として使うことはない。」
ということみたいです。
こういう背景があるので、日本は穀物を買うことはできるということなんですね。

今日は何か安心できる内容があってほっとしますが、ほっとするのはここまでで、このあと、日本の現状がいかに危機的状況かが分かる内容に入っていきます。

ここからは、大事なので、私は、余計なことを話さずに、山下さんの言葉をそのまま、お伝えしたいと思います。

ちょっとまだ記事長いですが、休み休みでも聞いていただきたいと思います。

さっきの話は日本の食糧危機には2つのケースがあって、その一つである「海外から価格が高くて買えなくなる」ケースでした。
これは、山下さんの分析では、「日本では起きない食糧危機」ということで安心しましたが、次は2つの内もう一つのケース「日本で起きる危機」です。

では読みます。

(山下さんの記事をお読みくださいhttps://cigs.canon/article/20221006_7035.html

ということで、色々このような裏の事というか、暴露のような話を見ると、権力者は自分達のことだけ考えて、選挙の票とか、その票を握る者、既得権益者やJAのような巨大な組織の利益なんかが潤うような政策をずっとやっていることが、やばいなと思ってしまいます。
日本を悪くしてる首を絞めてるなと思います。
どうやったら国民が食料を自らの手で取り戻せるのか?
そこまで山下さんには、教えて欲しかったですが、そこまでは書かれてませんでした。みんなで考えろということでしょうか?

長くなってしまいました。
最後まで見てくれた方どのくらいいるのでしょうか?
もし、いらっしゃったら、誠にありがとうございました。
今日はこの辺で。

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