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【食料備蓄シリーズ】みんなの備蓄の考え方とやり方 その⑧

今回も「備蓄」についてです。このブログでは「備蓄」の記事を今までにもいくつか掲載してきましたが、これからも色々な方の考え方ややり方を掲載していきたいと思います。
ぜひ、ご自身の「備蓄」の準備にお役立てください。

今回も本ブログにお寄せいただいた「備蓄」への考え方・やり方を見てみましょう。

(色々なご意見を掲載させていただいております。このブログへ掲載させていただける記事を募集しております。よろしくお願いいたします。)

食料備蓄の必要性

地震や水害など自然災害の多い日本では、常日頃から食料備蓄の必要性を実感されている方は多いと思います。

近年では新型コロナウイルス感染症の流行のように、自然災害以外でも普段からある程度の食料を家庭に備蓄しておくことが求められる状況となっています。

農林水産省によると、最低3日分~1週間分×人数分の食品の家庭備蓄が望ましいとのことです。
では、どのように食料備蓄をすればよいでしょうか?

食料備蓄のやり方

食料備蓄の方法としてお勧めなのが、ローリングストック法です。
ローリングストックとは、普段から多めに食材(非常食になるもの)を買っておき、食べたら食べた分だけ新しく買い足していくことで、常に一定量の食材(非常食)を家庭に常備(ストック)しておくというものです。

こうすれば買い置きしておいた食品の賞味期限が切れてしまうことが防げますし、普段から食べ慣れているものを非常時にも食べることができるので心の余裕も生まれます。

我が家の食料備蓄

4歳の子供がいる我が家では、非常用持ち出し袋には、栄養補助食品や水を入れるだけで食べられるアルファ米、ビスケットなど、すぐに食べられる軽量の食品だけを入れています。

自然災害などで避難所へ避難することになった時、幼い子供を抱っこしなければならない場合は特に、重い非常袋を持ち出すのは難しいと考えるからです。

その代わり、保存の効く缶詰やミネラルウォーターのケース、スパゲッティ乾麺とレトルトのパスタソース、パックのご飯やおかゆ、カップ麺など家族3人が1週間食べられる分の食料をローリングストックしています。

生鮮食品も『食べたら買い足す』を心がけ、日持ちのする根菜類やお米などは切らさないように注意しています。日頃からある一定量が家庭にあるということが、災害時の備えになるからです。

災害時は洗い物もいつも通りにはできなくなる可能性も考え、湯せん調理可能なポリ袋も一緒に保管しています。他に、紙皿、割りばしなど使い捨ての食器、カセットコンロ用のガスボンベなど、ライフラインがストップした場合に必要になりそうなものは全て食材の近くに保管しています。こうすることでいざと言う時に全てまとめてさっと取り出せるので、慌てずに調理することができます。

子供のおやつも賞味期限が長いものをいくつか常備しておき、賞味期限の近いものから順に消費し、消費した分を買い足すという方法をとっています。

食料備蓄と言うとつい、主食や缶詰などを想像しがちですが、お菓子類を備蓄しておくことはとても重要なことです。調理不要でカロリー摂取をすることができますし、被災時でも甘いものを食べることで心を落ち着かせる効果もあるようです。

ドライフルーツやナッツなどは災害時に摂取することが難しいミネラルやビタミン類を摂ることができるので、我が家では必ず常備するようにしています。

子供が小さかった頃には、粉ミルクを1缶多めに常備していました。また、哺乳瓶の消毒ができなくなることも考え、使い捨ての哺乳瓶も用意していました。

離乳食が始まってからは、レトルトの離乳食を多めに買って常備していました。月齢ごとに食べやすいよう調理された状態で様々な食材を摂ることができますし、栄養バランスを考えて調理されているため、普段使いはもちろん、離乳食期のお子さんの非常食にピッタリだと思います。離乳食は温めなくても食べられるものが多いので、普段からローリングストックしておくといざと言う時に備えられるのでとても安心でした。

おすすめの備蓄食材

特におすすめなのは小分けのふりかけです。
レトルトのおかゆやパックのご飯を非常食とされているご家庭も多いかと思いますが、特に子供は魚や肉の缶詰などは好まない場合もあるかと思うので、普段から子供の好きなふりかけを多めに買って常備しておくことで、非常時でも普段と同じ味でご飯を楽しむことができます。また、小分けであれば味の違いを楽しむことができます。

非常事態を想定した日を作る

このようにして我が家ではローリングストックを行っておりますが、非常用持ち出し袋の中に入れた食品は賞味期限を切らしてしまいがちです。

他の食材は普段消費しながら買い足しているため、日頃から賞味期限を確認することができますが、非常用持ち出し袋に入れてしまうと、中身を確認する機会がそうそうないからです。

そこで我が家では半年に一回、非常用持ち出し袋の中身を確認する機会を設けています。カレンダーにあらかじめ記入しておき、その日が来たら非常用持ち出し袋の中身を点検し、食品を入れ替えます。古いものはその時に食べきるようにしています。

また、お米を湯せん調理可能なポリ袋に入れて炊いたり、フライパンや鍋で炊いてみたり、いざと言う時に調理の仕方が分からないということにならないよう、練習する機会も同時に設けています。

ろくに洗米せずにポリ袋で炊く白米は、あまりおいしいものではありません。けれども、災害時に水を節約しなければいけない状況では、そういった食事をとるのが普通になることがあるかもしれません。ですから我が家では定期的に災害時を想定した日を設けて実践することにしています。

災害はいつでも起こりうるものです。そのことを日常生活の中で意識しながら備えることが大切だと考えます。

食料備蓄シリーズはこちらからご覧いただくことができます‼

色んな考え方を参考に、あなたの備蓄の強化にお使いください‼

【食料備蓄シリーズ】みんなの備蓄の考え方とやり方 その①

【食料備蓄シリーズ】みんなの備蓄の考え方とやり方 その②

【食料備蓄シリーズ】みんなの備蓄の考え方とやり方 その③

【食料備蓄シリーズ】みんなの備蓄の考え方とやり方 その④

【食料備蓄シリーズ】みんなの備蓄の考え方とやり方 その⑤

【食料備蓄シリーズ】みんなの備蓄の考え方とやり方 その⑥

【食料備蓄シリーズ】みんなの備蓄の考え方とやり方 その⑦

【食料備蓄シリーズ】みんなの備蓄の考え方とやり方 その⑧

【食料備蓄シリーズ】みんなの備蓄の考え方とやり方 その⑨

【食料備蓄シリーズ】みんなの備蓄の考え方とやり方 その⑩

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