今回は、食料品の価格はいったいどこまで上昇するのか?
買えなくなるほど上昇してしまうのか?
世界で貧困国が買えなくなるように、日本国内でも低所得層は買えなくなるのか?
ここまでくると、最悪を想定しておかないとならないかもしれません。
今回は、今後に起きることを想定してみました。
価格転嫁はこれから
まず、押さえておきたいことは、最近行われている値上げラッシュは、今起きている問題は含まれていないということです。
「ウクライナの問題で値上がりしてしまった」
という声を聞きますが、これは間違いです。
・ロシア・ウクライナ問題
・円安
・直近の異常気象や事故など
上記のような2022年に入ってからの問題は、現在の価格に完全に織り込まれておりません。
現在の値上げは、2021年の要因によるものがほとんどだということです。
当然下記のような最近の要因も、これから価格に影響するものです。
世界中で干ばつが起きている事実
食糧不足の要因の一つに干ばつの影響があります。
「気温49度の中で働くか、飢えるか」 インドで猛烈な熱波にさらされる建設作業員
パキスタン北部で気温51度、停電で扇風機も動かず「神に祈るのみ」
干ばつが世界中で起きている事実があります。
干ばつにより不作になる国が多くなれば、世界の食糧がその分不足します。
世界中が食糧不足になりますので、食料を外国からの輸入に頼る日本も、当然影響が出るでしょう。
すでに20カ国が禁輸している事実
色んなことが重なり、世界の食糧が不足しています。
そうなると起きること、
自国の食糧を確保するために、禁輸に踏み切る国が増えます。
現在、禁輸・輸出規制を発表した国は20カ国以上に達しました。
こういった生産国が禁輸しているので、輸入に頼る国はさらに困ります。
世界的なインフレの加速に拍車がかかるでしょう。
禁輸する国が増えれば増えるほど、輸入に頼る日本にもさらに影響が出てくるでしょう。
食料を買い負けている日本の事実
禁輸する国が増えても、輸出してくれる国があるだろうと思いたいところですが、その輸入に日本は他国に買い負けている事実があります。
食料品、空前の値上げラッシュ 食料争奪戦で日本が買い負け 国際相場高騰に円安が追い打ち
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ウクライナ問題の前から買い負けていることが分かる記事。
悪しき円安と値上げの春 日本の「買い負け」はどこまで続くのか?
憂国の商社マンが明かす「日本、買い負け」の現実 肉も魚も油も豆も中国に流れる
商社マンが明かす世界食料争奪戦の現場 日本がこのままでは「第二の敗戦」も
上記の記事のタイトルだけ見ていても悲しくなってしまいます。
円安は輸入に不利なのです。そういった影響もあり、今までも外国に輸入で買い負けており、これからも買い負けることでしょう。
中国による世界の食糧の買い占めの事実
中国の買い占めは昨年から、すでにある事実ですが、これからもこの買い占めは続くと思われるため今後の価格転嫁の要因に含めます。
中国はお金にものを言わせ世界中の食料を略奪的に大量に買い占めております。
世界の穀物の在庫量の過半数が、世界人口の2割に満たない中国に買い占められております。中国の買い占めが穀物価格の高騰や貧困国の飢餓拡大の一因になっているとの見方もあります。
止まらない円安の事実
為替は年初の1ドル110円台から1ドル135円台まで進行しました。この進行分は、現在の価格に転嫁されてないはずです。これから徐々に価格に転嫁されて行くでしょう。それだけを考えても、今後の上昇は大きいものではないかと思います。
止まらない「円安」であらためて思い知る「安いニッポン」とイギリスの絶望格差
物価はどのくらいになるのだろう?
ウィキペディアには、第二次世界大戦終戦の1945年の水準からみて1949年に約70倍のハイパーインフレとなったとあります。
戦後の自給率88%に対して、現在の自給率は37%。第二次世界大戦並みに輸入が止まれば、戦後のようなハイパーインフレ以上に厳しい状況になるのではないでしょうか?
輸入が途絶えるリスクとして、真っ先に思い浮かぶのは「中国による台湾侵攻」。
これが起きた場合は、シーレーンが破壊され、日本に輸入品が運べなくなります。自給率37%の外国からの輸入に頼る日本は、途端に食料難に陥ってしまいます。
日本人の半数が餓死すると言われております。
日本の食料安全保障の真相 「台湾有事で日本人の半数は餓死」?
当時の政府は、不測の事態になっても国民を飢えさせないように、食料安全保障の確立に向け、国内生産の増大を基本として、備蓄と輸入を適切に組み合わせるとして自給率向上などの施策を展開していました。その中心に、主食である米を位置づけてきたのです。
それが今では・・・
食料価格がどのくらいになるか?
恐ろしいことですが、今、起きていることを考えると第二次世界大戦後の時、以上の状態になるのではないでしょうか?
そうなれば、僕の経済力では、とても食料を買うことができなくなると思います。中国に買い負ける日本のように、僕はお金持ちの日本人の方に買い負けてしまうことになるでしょう。
このようなことが、世界ではすでに起きていて、もう少ししたら日本でも起きると思います。
なので、僕は買える値段のうちに、少しずつ備蓄をしております。経済力のない僕の場合は、こうするしかないのです。僕のように経済力に自信のない方は、備蓄をおすすめいたします。自分自身や大切な方を守る方法は、備蓄や家庭菜園しか今の僕には思い浮かびません。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました。