今回も「備蓄」についてです。このブログでは「備蓄」の記事を今までにもいくつか掲載してきましたが、これからも色々な方の考え方ややり方を掲載していきたいと思います。
ぜひ、ご自身の「備蓄」の準備にお役立てください。
今回も本ブログにお寄せいただいた「備蓄」への考え方・やり方を見てみましょう。
(色々なご意見を掲載させていただいております。このブログへ掲載させていただける記事を募集しております。よろしくお願いいたします。)
食料備蓄の必要性
食料備蓄は災害時、食べ物に困らないために必要です。
地震などの災害時は、道路が崩れてしまうなど、路面状態が非常に悪いため救援物資が届かない可能性が高くなります。
農林水産省も、災害時に備え日ごろから食料を備蓄しておくよう、注意喚起を行っています。
過去に発生した災害では、1週間以上、電気や水道などのライフラインが復旧できなかったことも少なくありません。
そのため、最低でも3日、余裕を持って1週間程度は食料が確保できなくても家族が生活できる状態を整えておく必要があります。
加えて、なにかのアレルギーがあればなおさらです。
災害時に、アレルギーまで気にかけてくれる人はいません。
自分の体は自分で守るしかないのです。
そのため、買えるうちにアレルギー物質の入っていない保存食を整えておくという意識も大切なのです。
このように、災害が起こり、ライフラインが止まってしまうと、今までのような状態を維持し続けることが困難になります。
自分は大丈夫だろうと思わず、なにかあったときにすぐ対応できるように、準備を整えておきましょう。
食料備蓄のやり方
食料備蓄のやり方は、大きく2つあります。
①災害用のセットを購入する
②自分で集める
食料などの災害セットはどこでも売られています。
そのため、調べるのがめんどくさいという方は、防災セットを購入すればいいでしょう。
しかし、防災セットは最低限のものしか入っておらず、仮に1週間ライフラインが止まった場合、備蓄量が少ないので困ってしまう可能性も十分あります。
自分で調べ、集めた方が緊急時に役立つことは間違いありません。
しかし、なにをどれだけ集めればいいのか分からない人もいると思います。
そこで、備蓄量の目安を農林水産省の発表している情報をもとにご紹介します。
【災害時に備えておきたい食料備蓄リスト(1週間分)】
・水→約7ℓ
・米やラーメンなどの炭水化物→ラーメン(10個前後)、米(約800g前後)
・缶詰(たんぱく質)→約6缶
・野菜など(ビタミン、ミネラル、食物繊維)→約10パック(切干大根や干しシイタケなどがあればなおよし)
※この数値はあくまでも目安です。
体の大きさに合わせて準備するようにしましょう。
1週間であれば、食べ物に関してはこの4つがあれば大丈夫です。
野菜などは日持ちしないので、乾物なども含め、できるだけ保存期間の長いものを意識して購入しましょう。
また、カセットコンロなど、調理器具も必須です。
備蓄した食料のメンテナンスはローリングストックがおすすめ
長期保存の水や食べ物を買っていても、メンテナンスをせずに保存期限が過ぎていたなんて人も少なくありません。
せっかく、災害時のために食料を備蓄していても食べられなければ意味がないのです。
普段からきちんと消費期限を確認できるならいいですが、そうでない方は、ローリングストックをおすすめします。
ローリングストックとは、普段の食べ物を多めに買い、古いものから消費していくという方法です。
多めに購入するので、家にはいつも食料のストックがある状態になります。
そして、期限の近い物から消費していくことで、賞味期限を気にせずにすみます。
ただ、野菜に関しては多く買ってしまうと、食べきれずに腐ってしまう可能性があるので、野菜ジュースなどで代用しましょう。
災害になれば、食べるものが偏り栄養バランスを崩すことで、体調が悪くなる人もいます。
そうならないために、炭水化物だけ保管するのではなく、できるだけバランスよく食料を保管する必要があるのです。
【防災セットは食料だけ別に保管する方がいい】
防災セットには、気持ち程度の食料が入っています。
しかし、1週間となると食料が足りない場合が多いです。
しかし、1週間分の食料を防災袋の中に入れておくのは現実的ではありません。
1日に水を1ℓ飲むと仮定した場合、1週間分であれば水だけで7ℓもの量を確保しておかなければならないからです。
緊急時に、10kg以上ある荷物を持って逃げることは難しいでしょう。
そのため、必要最低限の食料だけ防災袋に入れておき、その他の食料は家で使っておくという形が理想です。
【長期保管の食品に対する調査では問題は見つかっていない】
独立行政法人国民生活センターでは、2020年9月から2021年1月にかけて、食料備蓄をしている家庭を対象に、食品状態の調査を行っています。
対象となったのは、全て賞味期限を超えた食品です。
結果としては、ごく一部の食品からは細菌が検出されたものの、問題となるレベルではなかったと発表しています。
また、外装の凹みやサビなども確認されていますが、中身に関しては問題ないとしていることがわかりました。
この結果により、長期保管の食品の賞味期限が切れたとしていても、大幅に過ぎていなければ問題ないという結果になっています。
できるだけ定期的なローテーションを行い、賞味期限が切れる前に消費するように心がけましょう。
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